職場の学校日誌というコーナーに
ゲームボーイプログラミングというタイトルで以下のような記事を投稿しました。
2006年2月7日(火)
来年度のコンピュータ関係の授業準備に教材研究を行う。
本校は科学技術科のみで構成される都立高校で、授業内容も理系科目に重点を置いたカリキュラムが設定されている。
2年生で第2分野を選択した生徒たちは、コンピュータの仕組みを勉強するために簡単なCPUの実験を行うが、その発展として、ゲームボーイアドバンス用にパソコンでプログラムをするという教材の準備をしている。
ゲームボーイには、写真のようにUSBケーブルでパソコンとつながる仕様があるため、試しに校章であるSTのマークを転送してみた。
より詳しい解説は、http://noshiro.shigeo.jp/d/ のblog にいつか続きを書こうと思います。
私たちが使用しているコンピュータは、多少の違いはあるものの、基本的に中央演算処理装置としてのCPU、記憶装置としてのメモリ、出力装置としての画面などから構成されています。しかし、私がコンピュータを始めたころから比べてもハードウェアやソフトウェアは比べ物にならないくらい発展しました。それらの進化に合わせるかのように、オペレーティングシステムなどは進化を繰り返し非常に大きなプログラムに成長し、高校生には非常に複雑な存在になってしまいました。
都立科学技術高校では、この問題に対するひとつの回答として、CPUを身近に感じる実験として、PICを使った実験を行っている。実験では温度センサーを入力装置として温度計の製作を通じCPUの原理を学習するのだが、生徒達の食い付きはイマイチである。
そこで、ゲームボーイアドバンス(以下、GBA)である。GBAは、32bit ARM7 CPU、豊富なメモリ、カラー液晶、入力ボタンを搭載しており、実習教材として十分な魅力を秘めている。
GBAでプログラミングをするためには、クロス開発環境を整える必要がある。幸いUNIXにはGNU開発ツールと呼ばれる開発環境があるため、手軽にGBAの開発が行える。
だんだん話も専門的になってくるので、今日はここまで。
続きはまたいつか遠い日にどこかで。興味を持った生徒はぜひ能城を捕まえてください。いっしょにいろいろなことをしませんか?