「もし受験を控えた高校生がベタな恋愛ドラマを作ったら」
終始、満員御礼の状態で2日間合計14回の上映を無事に終えることができました。
見に来てくれたお客様。本当にありがとうございました。
スタッフ一同、心からお礼申し上げます。
8月のロケの様子,ロケ取り残しの様子はこちらのリンク
「今年も映画を作りたい」そんな生徒達の声で始まったプロジェクトですが、はじめは少し消極的でした。
今年はクラス替えもしたし、受験生だし、昨年の「203CINEMA」の出来を超えることはできないのではないか?というのが4月当初の思いでした。
でも東叡祭が終わった今、その考えは間違いだったこと、そしてなによりこの映画の出来映えに感動しています。
企画のはじめは、「ベタな恋愛ドラマを作ろう」でした。
誰がみても、笑える。そして、泣けるベタベタな展開のドラマを作ろうというのが企画の意図です。
ですから、
主人公は、パンをくわえた女の子とぶつからないといけないし、だれもが予想するベタな展開を詰め込んだわけです。
主人公は上野祐介こと、高橋謙太郎。幼なじみが転校してきます。
そして....まあ、物語は始まるわけです。
撮影スタッフは約30名。みんな受験生です。
(あ、左端の白衣は私です。)
受験勉強の合間にも教室で撮影したり、
CM撮影したり、
みんなで、台本チェックをしたり、
屋上で撮影したり、
本当にたくさん撮影しました。
もちろん、撮影は校外でもおこなれます。
(白衣を着ているのが、監督・脚本・演出を担当した松本拓朗)
学校のそばのお店で撮影するときは、撮影許可をとっています。
もちろん、お店との交渉も手続きも生徒自らが行い映画作りを進めます。
忘れてはいけないのが、翼先輩。この後、名物ポーズがでてきます。
本編(もしベタ)の撮影と同時並行でCM撮影も行われます。
ロケは、真夏に豊洲まで行ったりしたので、熱中症になるんじゃないかというくらい大変でした。
終盤のシーンでは、セミの声が邪魔で困りましたが、結果としていいBGMになりました。
小道具も去年よりこだわりました。よりリアリティを追求しました。
ちなみに、中身は翼先輩です。
映画は、なかなか見てもらえない(教室に入りにくい)ので予告編を用意しました。
ロッカーの上に、液晶モニターを並べて予告を流します。
予告でお客さんの心を掴み、見たいと思ってもらう作戦です。
完成した廊下側の装飾。
わかりにくいですが、撮影中のオフショット的スナップ写真やポスターなんかも貼ってあります。
映画作りもですが、映画館造りにもこだわりました。
教室を仕切るために、机と角材を使って壁を作ります。
できあがった壁。最終的に教室の壁すべてを黒くします。
スクリーンの横に暗幕もつけました。
本当の映画館のように、できるかぎり黒一色で教室内を装飾します。
座席は、椅子を60個用意しました。
立ち見も含めて80名程度が一度に見ることができます。
初回上映は主役の挨拶もありました。
初回上映から立ち見が出ましたし、
2回目も、
3回目でも、
どの回も立ち見もお断りしなければいけないほど、超満員になりました。見に来てくれた皆さん本当にありがとうございました。
教室の外は、次回上映を待つ人が列を作って並んでいます。
(さすがに来場者に顔出しOKの許可は取れなかったので、スタッフ以外はモザイクをいれてあります。)
最終上映では、主役の二人、翼先輩、監督、そしてスタッフによる舞台挨拶もありました。
当然、準備があれば片付けもあるわけです。
壁を作るために、たくさんの段ボールを使ったのでゴミもたくさん出ました。
最後に、記念写真をして文化祭無事終了です。
コメントする